16.ギンガムの街
作詞:Wataru Ujihara
作曲:Wataru Ujihara
曖昧な記憶に迫る 日焼けした真昼の風景
少年はひなびた隘路に 太陽を投げ捨てた
危ない橋を渡るなら 靴と灯りは置いていけ
ガラス張りの目を閉じれば すべてが見えるはずさ
傍観者に笑われて 放浪者になってようよ
後悔はしないと言いながら
モノクロの空を睨んで ギンガムの街を歩いた
遠くから聞こえる合図 過ぎてゆく日々の音がしてた
白塗りの僕らを苛む 黒蜜の怠惰みたいだ
そのうちに霧が晴れたら すべてはうまくいくさ
面倒たちに追われて 逃亡者になってたんだ
焦燥ばかりを撒き上げて
錆びついた鉄の匂いで ガーベラの君を想った
ざらついた石の路上に 足跡を刻みつけながら
痺れた手をつないで 望みを連れている
虹のような地平線の向こうまで
モノクロの空を睨んで ギンガムの街を歩いた
遠くから聞こえる合図 過ぎていく日々の音して
錆びついた鉄の匂いで ガーベラの君を飾った
ざらついた石の路上に 足跡を刻みつけながら
二度と後戻りができない様
|